★今日何食べた?★
■2000年11月12日 ローマ■ 朝8:30に出発し、まずは半日ローマの市内観光。 ローマは今年から市内への観光バスの乗り入れが禁止されてしまっていて、 バスに乗っての観光はできなくなってしまった。(空港←→ホテルの送迎は例外) そのため、一般のバスに乗ったり歩いての観光。 まずはバチカン市国のサン・ピエトロ広場へ。 バチカンといえば、カトリックの総本山。 世界各地から信者が巡礼に訪れる場所。 今日は日曜日。 しかもローマ法王がイタリアの農業に従事している人たち向けに謁見を行うということで、 広場は巡礼者たちでかなり混雑していた。 しかし、広場の周りをぐるっと取り囲む建造物の素晴らしさにはかつてない感動を覚えた。 荘厳な雰囲気と、聞こえてくる賛美歌の歌声に包まれ、涙が出そうになった。 そしてそんな雰囲気の中で日本人である私が 今このバチカンの地にいるということがとても不思議な気持ちになったし、 単なる観光でこの場所に立ってていいのか?とまで思ってしまった。 本当はサン・ピエトロ寺院の中に入りたかったが、 さすがにローマ法王の謁見の前ということでこの時間はムリだった。 ↑ 信者でかなりの混雑の日曜日のサン・ピエトロ広場 感動の気持ちいっぱいで市営バスに乗り、今度はヴェネツィア広場へ。 ここは昔ヴェネツィア共和国の大使館があったということで、そういう広場の名前がついたらしい。 ↑ ヴェネツィア広場のロータリー 次はトレヴィの泉。 伝統(?)に法って右手にコインを持ち、後ろを向いて左肩の上から泉にコインを投げる。 しかし、さすが観光の名所とあってものすごーい混雑! 怪しげな物売りも多かった。 トレヴィの泉から次は歩いてスペイン広場へ。 「ローマの休日」のワンシーンとは大違いで、この日はサッカーの試合があるらしく、 どっかのチームの応援団がスペイン階段のほぼ半分を占領して雄たけびを上げていた。 「ここは神宮球場か!」と勘違いするほどだった。 道にもゴミがたくさん落ちているし、感動も何もなかった。 市内観光の締めくくりはチチェローネホテルにあるレストランでボンゴレとスカンピのランチ。 このレストランにはあの中田選手もよく来ていたらしい。 彼のサインも飾ってあった。 しかし、特別サッカーが好きではない私には別にどうでもよい代物だった。 ボンゴレがおいしかったし、今回の旅行で初めて飲んだ赤ワインもおいしかった♪ この時点でかなりイイ気持ち♪ 午後からはフリータイム。 今回の旅行で一番行きたかったのはなんと言っても古代円形闘技場のコロッセオ。 ハスキーの「グラディエーター」を観てなかったら別に興味も湧かない場所ではあったが、 観たからには行っとかないと! そんでもってせっかく行ったら上から闘技場を見下ろさないと!! とゆーわけで、コンスタンティヌス帝の凱旋門を経て、コロッセオへ! 急な階段を上り終えて上から見下ろすコロッセオの眺めはこれまた圧巻! 古代ローマの人たちってすごすぎ!! この頃日本って何やってたんだっけ??? でも剣闘士たちが殺し合いをした場所ってゆーのが、ちょっとねぇ・・・。 そんでもってそれを見て喜んでいた市民って・・・。 現在はアリーナ部分は崩壊し、地下の部分が露出している。 ここに剣闘士や猛獣の檻があったんだ・・・。 コロッセオの後はこれまた「ローマの休日」にちなんでサンタマリア・イン・コスメティン教会の「真実の口」へ。 一応ライオンの口の中に手を入れて記念写真。 嘘つきは手が抜けなくなるという伝説があるが、正直者の私はちゃんと手が抜けたよん。 これ、ライオンだと思ってたら海の神トリトンのモチーフとも、半獣神パンのモチーフとも言われているらしい。 午前中のサンピエトロ広場がかなり感動的だったので、そろそろミサもいいかげん終わっているだろうと思い、 サンピエトロ寺院を目指し、再びバチカンへ向かった。 しかし、もう午後4時を過ぎているのに広場はまだ人でいっぱい。 最初は寺院に入る行列に並んだが、あまりの人の多さに一体いつになったら寺院の中に入れるのか見当もつかないので、 あっさり断念してしまった。 日曜日以外に行かないとダメだね、こりゃ。 夜はカンツォーネを聞きながらのディナー。 イタリア人の2人組のおやぢがそれぞれギターとアコーディオンを演奏する。 さまざまなイタリアの民族音楽を陽気に歌いながら テーブルを回っていたおやぢ達だが、 何故か「瀬戸の花嫁」も歌っていた。なんだ?? 料理はいまいちだった。 しかしながらこのレストランは2000年前に建てられた建物を改装しており、 柱は2000年前のものをそのまま使っていたりと、かなり雰囲気はよかった。 ディナーを終わってホテルに戻ったのが12時近く。 イタリアの夜は遅い・・・。 ↑カンツォーネディナーを行うレストラン いろんな旅行記のトップへ